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2023年04月07日

‘やさしい最先端’を提供する「アズハイム三鷹」

アズパートナーズは、「人が人にしかできないやさしい介護」と「ご入居者ファースト」をモットーに しています。
そのためには現場のスタッフから良いパフォーマンスを引き出すことが重要と考え、現場の声を大切にしています。その声に応えるために、様々な試みを行い、システムも導入しています。効率化ということもありますが、どうしたら入居者様にもっと関われるかという軸がそこにはあるのです。
スタッフの笑顔が増えることでお客様満足度が上がるという考えのもと、人を想う“やさしさ” と、ITを駆使した“最先端の介護”を融合した、新しい介護領域「やさしい最先端」を目指しているのです。

今回訪問したのは「アズハイム三鷹」。都心から少し離れた閑静な住宅街に建っています。
敷地内には中庭庭園やルーフガーデンを整備し、菜園ゾーンやガーデンニングゾ ーンも設置。 屋上庭園では歩行訓練もできます。 また、日本庭園が眺められるテラス付きのファミリールームもあり、緑があふれています。
インタビューは入居相談室リーダー平山裕之さんが応じて下さいました。

外観

ITと「夢をかなえるプロジェクト」

御社は積極的にIT導入したり、色々チャレンジングな試みをする会社というイメージがありますが、そのことについてお聞かせください。

平山さん:アズパートナーズには介護の現場で困ったことがあれば解決するにはどうしたらよいか、常に考え常に改善しようという社風があります。
例えば、軽量イヤホン型インカムBONXや、自動シフト作成システムWINWORKSなども導入して効率的に動けるようになりましたし、時間の節約ができるようになりました。
また動画アプリをスタッフ全員の社内端末に共有していますから、申し送りでの伝達事項や、入居者様の介護の仕方など動画で確認することができ、ぬけもれを減少させることができました。
それに何と言ってもナースコールと、介護カルテ入力、入居者様の状態把握を一つに網羅したEGAOlinkのシステム導入は画期的でした。これも夜勤の大変さを軽減できないかと試行錯誤してできた賜物です。
スタッフに時間的にも余裕が生まれたので、入居者様にもっと向き合うことができ、「夢をかなえるプロジェクト」もしっかりできるようになりました。

「夢をかなえるプロジェクト」についてお聞かせください。

平山さん:入居者様が「やってみたい!行ってみたい!」という想いをスタッフが引き出して実現する企画なのです。入居者様の7~8割の方にご利用いただいています。
例えばですが、お看取りに近い状態で入居された車いすの入居者様がおられました。お話を伺っていると、ご主人とよく通った喫茶店にもう一回行ってみたいというご希望があるということでした。喫茶店の店長さんにも交渉して、よく座っていた2階の窓際の席にスタッフ二人がかりでお連れしたのです。半ばあきらめておられていた夢でしたが、叶えられて本当に喜ばれていましたね。

それはとても良いプロジェクトですね。入居者様の声に耳を傾けていないとできないことですね。

平山さん:入居者様と深くかかわりを持つために、「ケースワークシート」を全員分作成しているのです。その方のナラティブ、人生物語を書き留め「望む暮らしカンファレンス」を開くのです。その望みを叶えるために何をすべきかスタッフみんなで考え、取り組むわけです。

何に向かって日々取り組むのか明確なのですね。

平山さん:5年前にEGAOlinkを導入して、生活面や医療に関しても改善点がはっきりしましたが、特にリハビリに「夢を叶えるため」という動機付けや道筋が明確になりましたね。

EGAOlink導入により他にも変化がありましたか?

平山さん:睡眠状態なども把握できるようになり、データが蓄積されていくと、改善すべき点は薬の量にもあることが見えてきました。1回に5錠以上服薬している方は体調が逆に良くない傾向にあることがわかってきたので、ポリファーマシー(害ある多剤併用)の改善に取り組もうということになりました。
医師や薬剤師ともアセスメントして、本人様やご家族の納得のもとで実施してきたのです。実際に減薬してみると食欲不振や不眠、ふらつき等に改善が見られ、入院数も減ったのです。
積極的に協力してくれた医療機関や薬局には感謝状を贈っていますよ。

機能訓練室
機能訓練室

スタッフのモチベーション向上を重要視

御社はスタッフのモチベーションをとても大事にすると伺いますが、具体的にはどんな取り組みがなされていますか?

平山さん:様々な社内コンテストがあります。
先ず、「おもてなしグルメコンテスト」。これはスタッフと厨房が月に1回、入居者様に喜ばれるような献立を一緒に考えてお出ししていますが、年間でグランプリを競います。表彰されるとグルメ券という金一封が出るので、厨房とケアのスタッフがペアで高級料理店へ食事に行けるのです。
掲示物も年間通じてコンテストがあり、こちらも受賞したホームには賞金が出ます。
また、顧客満足度アンケートをまとめて点数化していまして、会社の総会において優秀ホームに対しては表彰状と賞金が出ます。
それから事例発表会でも同じく、ですね。
みんな、受賞しようと普段から心掛けますし、他のホームの取り組みには刺激を受けています。

良い取り組みですね。他に結束力を高めるために、どんなことをしていますか?

平山さん:コロナ以前は飲み会が多い会社と言われていましたが、ホーム長にスタッフと交流するための「メンバーフォロー費」という経費が出ています。今はそれを使ってちょっと豪華なお弁当を出したり、クリスマスにケーキを差し入れたりしていますね。
またスタッフのサークル活動がホームや部署の枠を超えて行われています。ダンス、園芸、ランニングなどですが経費は会社が持っています。
ボーリング大会なども各エリアごとに行ったりして、横連携が強くなりますね。
その場には本社からも参加していますし、社長が登場することもありますよ。
社長は現場状況をよく把握しています。「クリスピー座談会」と称して、社長がクリスピードーナッツを携えてホームを回っては、現場の声に耳を傾けてくれます。その声に応えるべく会社は改善を重ねてきました。

風通しの良い会社なのですね。ですから新人の定着率が良いわけですね。

平山さん:ベテランを採用するのはなかなか厳しいですが、毎年数十人単位で新卒が採用されています。介護のスタイルが確立されている経験者よりも、時間をかけてアズパートナーズの考えややり方を浸透させた方がいいと思います。新人には一人ひとりにトレーナーが付き、本社からもフォローアップをしているのです。今では新卒で雇用した人たちの中からリーダーやホーム長が出てきています。

エントランス
エントランス

やりたいことを実現しましょう

アズハイム三鷹に入居して良かったとの声が多く寄せられているそうですが、具体的に教えてください。

平山さん:弊社はデイサービスも手掛けていますので、デイサービスのノウハウをここにも取り入れています。
朝は外気浴体操、午後は小集団体操と趣味に応じたカルチャー教室、夕方は個別対応で散歩に行ったり園芸をしたり。敷地内には外気に触れるスペースが多くあるので、大いに活用していただいています。週に1回セントラルスポーツのインストラクターが来て、健康体操も行っているのですよ。
このような取組みから、アクティビティが多くて嬉しいとの声が上がってきています。
入居しても、できることはなるべく継続していただけるようにしています。
例えば、認知症の方であっても料理レクでは包丁を持ってもらうこともあります。喫煙に関しても事務所で煙草とライターを預かり、駐車場の一角で吸ってもらったりと、やりたいことはなるべくできるようにしています。

自宅ではできていたのにホームに入ったらあきらめなければならないのは辛いですものね。

平山さん:先日入居された方ですが、吉祥寺のマクドナルドによく行かれて人間観察をするのがお好きだったそうです。今までやってきたことは入居後もできるはずと計画実行していますよ。
別の入居者様のお話しですが、ご自宅でお店を経営していた方がおられて、入居時は車いす状態でした。その方はお家のことがとても気になっておられたのです。でも、目的があるとリハビリにも熱心になりますから、何とか歩行器で歩けるまで回復されたのです。今まで3回ご自宅に帰ることができました。

リハビリについても教えてください。

平山さん:自立度の高いご入居者を対象に月に1回、握力・5メートル歩行・柔軟・バランスなどの体力測定を行っています。定期的に行うことで状態把握はもちろんのこと、入居者様のやる気を促すことができます。お元気目の方たちには「アズジム」と称して器具やバンドなど取り混ぜたサーキットトレーニングも行っていますよ。
理学療法士が必要に応じて週に1~2回個別リハビリも行っていますが、重要視しているのは生活リハビリですね。生活の中で取組むことを決めて、月に7~8割できるようになれば次のステップへと進んでもらっています。

屋上庭園の歩行訓練スペース
屋上庭園の歩行訓練スペース

入居相談員としてのやりがい

平山さんが入居相談員をするきっかけについてお聞かせください。

平山さん:以前は不動産の仕事をしていました。その会社の経営状況もあり転職を考えたのですが、もっとお客様に喜ばれる仕事がしたいな、困っている方の手助けになることがしたいなと思っていた時にアズパートナーズに巡り合ったのでした。
不動産では関わりを持つ人は極少数ですが、老人ホームは本人様やそのご家族以外にケアマネジャーやソーシャルワーカーや、ホームの人たちなど様々な方たちと接します。違う業種の方たちとも関係ができて、視野も広がることが楽しみの一つです。
本人様やご家族のことを深く理解して対応すると入居へと繋がりますし、入居後に安心して暮らしている御姿を拝見したり、ご家族からの感謝の言葉を頂戴すると、本当に良かったなとやりがいを感じています。

今日はお忙しい所、ありがとうございました。

入居相談室リーダー 平山裕之さん
入居相談室リーダー 平山裕之さん

施設情報

施設名 アズハイム三鷹
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 東京都三鷹市野崎2-10-8
入居時費用 0円~1,260万円
月額費用 19.4万円~40.4万円
アクセス ・JR中央線三鷹駅南口 小田急バス 6番のりばバス乗車12分
「野崎二丁目 アズハイム三鷹前」バス停より徒歩1分
・京王線「調布」駅北口 小田急バス12番のりば「野崎」下車 バス停より徒歩5分
中庭
居室
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老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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