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2019年08月13日

介護付き有料老人ホーム「アズハイム杉並井草」(株式会社アズパートナーズ)《前編》

首都圏を中心に18施設を展開している「アズハイム」シリーズ

 お探し介護ライターが実際に施設へ足を運んで、見て、聞いて、体験して、感じたままを報告する施設訪問レポート。今回は介護付き有料老人ホーム「アズハイム杉並井草」を訪ねました。


 首都圏を中心に広がる「アズハイム」シリーズ。じつは、ずいぶん前になりますが、当「お探し介護」取材レポートでも過去、「アズハイム町田」「アズハイム川崎中央」「アズハイム横浜上大岡」の3施設を取り上げています。

 今ちょっと過去の掲載歴を見てみると、どうやら2015年から2016年にかけて掲載されていましたから、それから早や3年の月日が経ったわけですね。光陰矢の如し。

 その当時の「アズハイム」シリーズは、掲載歴によると14施設だったようですが、その後順調に数を増やし、現在は全部で18施設(デイサービス除く)。18施設なら全部列挙できそうなので、やってみましょう。

名称からアズハイムは略して地名のみ記します。01大泉学園、02光が丘、03文京白山、04町田、05練馬ガーデン、06杉並井草(今回登場の施設です)、07横浜東寺尾、08横浜上大岡、09横浜いずみ中央、10川崎中央、11中浦和、12東浦和、13南浦和、14川越、15三郷、16千葉幕張、17市川、18市川アネックス、以上。

 ナンバリングについては、取材時に頂いた資料にあったそのままで、開設した順ではないようです。以下、その資料が大変しっかりしているので、これをもとに話を進めます。

 通常、取材時にいただくのはたいていパンフレットのみでして、まあ、そこから引用というのもよくやるんですが、今回はパンフレットとともに、おそらくパワーポイントとおぼしき手作りの資料を頂きまして、これがじつにわかりやすく、要点がまとめられているんですね。それをそのまんま引用するのは、パンフレットから引用するよりさらに手を抜いているようで、申し訳ない気がしないでもないですが、まあ、今回だけ特別に。

 というわけで、「アズハイム」シリーズの中でも最も新しい、杉並区では初めての施設として、今年2019年5月にオープンしたばかりの「アズハイム杉並井草」の概要から。

 建物は4階建てで、居室は全室個室の全56室(定員も56名)。全居室Aタイプ(15.12㎡~15.20㎡)とありますから、ほぼ1タイプと思っていいでしょう。人員配置は2.5対1以上。基準とされる3対1を余裕で上回る手厚い人員配置です。入居時条件は、65歳以上の要支援・要介護者。自立の方については、応相談、となります。

1階エントランスホール
エントランスホールの受付カウンター
受付カウンターの後壁にあしらった緑のアクセント

ポイント①:(アズハイムでは珍しく)“駅近”!「井荻」駅より徒歩約10分!

 次に、「アズハイム杉並井草」の4つのポイント、について。通常なら、実際に施設を見せてもらいながら、その都度、順次ポイントを挙げていく、というのを今までずっとやってきました。そのほうが、読んでいる皆さんも、施設へ行ったような気になってくれるんじゃないか、と思うので。

 なのに今回はなぜ、訪問する前からいきなりポイントを、しかも簡潔に4つにまとめてしまうのか? それは先ほども申し上げたように、頂いた資料がそうしていて大変わかりやすいから。それを見ちゃうと、ねえ。いつものようにダラダラと駄文を連ねるのが恥ずかしくなるぐらいなので、もう一度言い訳しますが、今回だけ特別に、いきなり4つのポイント、挙げちゃいます!

ポイントその1:駅近、徒歩10分(アズハイムでは珍しい!)
ポイントその2:リハビリ(リハビリスタッフ 2人工!)
ポイントその3:夢を叶えるプロジェクト(1年1回夢を叶えます!)
ポイントその4:IOT「EGAO link」(お客様への時間創出!)

 では、この4つのポイントを順にみていきましょう。

 ポイントその1:「駅近」。西武新宿線「井荻」駅北口より徒歩約10分。この駅から徒歩約10分を「駅近」と言っていいのか、賛否両論おありでしょうが、わざわざ(アズハイムでは珍しい!)との注釈付きですから、まあ、ここは、「アズハイムシリーズの他の施設と比べれば、比較的、駅近」ということでご了承ください。

 実際に歩いてみると、わかりやすいのは井荻駅北口を出てすぐ右折して環状八号線沿いを進み、「井草三丁目」交差点を左折し、「井草四丁目」交差点の手前。ですが、駅と施設の間に「杉並区立 井草森公園」という運動場も含む結構広い公園が横たわっていますので、その公園の中をうまく突っ切れば、もしかしたら10分よりもっと早く行けるかもしれません。

 そんな大きな公園が近隣にある、というのが重要なんだと思いますが、周辺環境は良好のよう。新宿から西武新宿線で直通というアクセスの良さに加え、井荻駅周辺も商店街やスーパー、コンビニといった生活利便性は申し分なし。公園だって、「井草森公園」だけじゃありません。小さな公園はあちこちに点在していますし、大きく見れば、「石神井公園」や「善福寺公園」、「光が丘公園」など、「井草森公園」よりも大きな公園に囲まれた、緑豊かな地。そんな街に「アズハイム杉並井草」は建っています。

ポイント①:(アズハイムでは珍しく)“駅近”!「井荻」駅より徒歩約10分!
1階ラウンジ
ポイント①:(アズハイムでは珍しく)“駅近”!「井荻」駅より徒歩約10分!
居室
ポイント①:(アズハイムでは珍しく)“駅近”!「井荻」駅より徒歩約10分!
居室のベッドと洗面台(温水機能付)

ポイント②:「リハビリ」。機能訓練指導員2.0人工、理学療法士&柔道整復師も配置

 さて、「井荻」駅から歩いて、というのはウソで、今回は諸事情によりお探し介護相談員のクルマに同乗させてもらって「アズハイム杉並井草」へ(実際に歩いたのは帰りです)。

 クルマだと、正面玄関も、建物裏側も、両側ともに幹線道路に面していて、駐車場もあるので便利。と思いきや、いかんせん駐車可台数が少ないうえに、よく見ると事業者様用だったり、オーナー様用だったりするので、敷地内の駐車場に停められるかどうかは事前に確認したほうがいいでしょう。

 取材当日も敷地内の駐車場は一杯で停められなくて、近隣で駐車場を探しました。そのぶん約束に時間に遅れてしまい、申し訳ありませんでした。

 てなことで、ドタバタしながら辿り着いた「アズハイム杉並井草」の外観は、まあ、オシャレというか、洗練されて、いかにも都市型の施設だぞ、と主張しているかのよう。

 館中へ入れば、エントランスホールの左手にある、まさにホテルのような受付カウンターは、もしかして大理石?造りの高級感。カウンター背後の壁にあしらった緑もいいアクセントに。なんと表現していいのかわかりませんが、光沢を放つガラス?の壁面オブジェや、シックなカーペットを間接照明の柔らかな光が引き立てます。

 いや、ええですなあ、と、いつもならこんな風に話を進めていくのですが、今回は違いましたね。私の感想はさて置いて、とっとと、先ほど挙げた4つのポイントのうちの2つ目に行きましょう。

 ポイントその2:「リハビリ」の最大の特長は、機能訓練指導員2.0人工配置(人工は「にんく」と読み、作業員の労働力を表すそうです。勉強になります)。通常、ホームは1名配置ですが、「アズハイム杉並井草」では「ご入居者の状態維持・改善を目指したい!」ということで2.0人工、つまり機能訓練指導員が2名いるのと同等の労働力を配置したうえ、さらに理学療法士&柔道整復師も配置し、入居3ヶ月間、個別機能訓練を強化。身体の状態により週5回(機能訓練指導員出勤時の回数・時間)の訓練が可能となります。

 さらに、「セラピストのリハビリだけでなく、ケアスタッフによる『生活リハビリ』(日常生活動作反復訓練)もしっかり行っていきます!」ということで、以下は「アズハイムのリハビリ」、つまり「アズハイム杉並井草」だけでなく、他の「アズハイム」シリーズのほぼ全施設で行われているリハビリについて。

 「一日一回、自分らしく、動きましょう」というモットー? スローガン? を掲げた「アズハイム」のリハビリでは、家(ホーム)での動作能力別に、1「個別機能訓練」、2「生活リハビリ」、3「体力測定」、4「集団体操」、の4つのサービスを選択できます。ここでもきちんと4つにまとめてわかりやすいですね。

 このうち、「個別機能訓練」と「体力測定」は機能訓練指導員が、「生活リハビリ」と「集団体操」はケアスタッフが担当。各ホームに理学療法士、作業療法士、柔道整復師などのリハビリ専門資格を持ったスタッフを1名以上配置し、「歩きたい」「動きたい」といった目標に向かってオーダーメイドのリハビリや、主に自立度の高い入居者向けの健康管理を行います。ちなみに、白いポロシャツが機能訓練指導員の目印だそうです。

 一方、ケアスタッフはリハビリ専門スタッフと連携し、根拠に基づいたケアを提供。“自分でできる事”を促すケアで入居者の意欲を引き出すとともに、棒体操、口腔体操、ボール体操、コアセラピー、ダブルタスク、アズハイム体操などの集団体操を毎朝ルーティンに行います。

 これらに加えて、「セントラルスポーツ」によるアズハイムオリジナルの健康イス体操「チェアアクティブ」もアズハイム全ホームで開催。介護予防及びレクリエーションを目的とした運動&脳トレもたっぷりプラスし、心身ともに健康をサポートしていきます。

 とくに、「日常生活は何よりも勝るリハビリ」ということで、生活の中から入居者の意欲を引き出す能動的なアプローチに定評あり。そんな「アズハイムのリハビリ」を、皆さんも是非一度、体験してみてください。(後編に続く)

ポイント②:「リハビリ」。機能訓練指導員2.0人工、理学療法士&柔道整復師も配置
居室トイレ
ポイント②:「リハビリ」。機能訓練指導員2.0人工、理学療法士&柔道整復師も配置
居室のクローゼット
ポイント②:「リハビリ」。機能訓練指導員2.0人工、理学療法士&柔道整復師も配置
クローゼットの中は収納たっぷり

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