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2023年04月13日

桜の名所「すいとぴー東戸塚」

介護付有料老人ホームをはじめとしてデイサービスや訪問介護などを運営する日総ニフティ株式会社。
「人と向き合い 人に寄り添う」ことをスローガンに掲げています。
スイートピーの花言葉は「分かちあう喜び」ですが、それは社訓にある、
「私たちは
まごころを大切にします
分かち合う喜びを大切にします
地域貢献を大切にします
チャレンジを大切にします」
に由来しています。

「すいとぴー東戸塚」は東戸塚駅から少し傾斜のある坂を歩いて6分。桜木立の里山の上に立地していて、取材当日は圧倒されるような満開の桜が迎 えてくれました。
今回は副施設長兼生活相談員の中野侑さん、介護チーフの南雲美智代さん、機能訓練指導員の中川貴將さんにお話しを伺いました。

外観

7つのクレド(約束)

桜が満開の時に取材させてもらい、良かったです。それにしても立派な桜に囲まれた素晴らしい所ですね。

中野さん:ここは有隣堂さんの営業本部の敷地なのですが、「この場所は絶対ご入居者様に喜ばれる」と交渉して、この地にオープンすることができたのですよ。

南雲さん:コロナ前は近所の方たちにもコンサートホールを開放して花見をしてもらい、お茶やお菓子もふるまっていたのです。そして、同じすいとぴーの他のホームからも車を連ねて花見に来てもらっています。街中なのに両サイドに桜木立がある老人ホームはなかなか無いでしょう。
居室の窓から自然を眺め、四季の移ろいを楽しむことができるなんて、素晴らしい環境ですよね。

ところで、スタッフの皆さんが明るいのが良いですね。

中野さん:私たちは朝礼でクレド(約束)を唱えていますが、その中に「仲間に対する約束」という項目があり、「スタッフ同士が笑顔で挨拶を交わし、自分とちがう意見や価値観を理解しあいます」と謳っています。  

南雲さん:クレドはスタッフが作った約束なので、特に大切にしていますね。
いつでもフロアのどこからかスタッフやご入居者様の笑い声や話し声が聞こえてきます。私は特に普段から話さない方や笑顔の少ないご入居者様をどう笑顔になっていただくかばかり考えています。時には踊ってみせたりして(笑)。

中川さん:チーフが明るいから、スタッフもご入居者様も楽しく過ごせています。笑顔は伝播するものですね。

南雲さん:人の人生の最期に関わるということは貴重なことです。だから少しでも笑顔でいていただきたいのです。

スタッフ間の風通しも良さそうですね。

中川さん:各職種間の連携も良いです。お互いに声掛けしやすいですし。機能訓練指導員としてここに専属しているのは私だけですが、その分介護スタッフのにもフォローしてもらい、内容もフィードバックしてもらっています。

中野さん:チームケアと言いますか、仕事は決して一人でできないので、それぞれの役職の考えを聞いて共有するようにしてきました。

南雲さん:中野さんのリーダーとしての姿を見て、みんな付いて行っていますよ。
カンファレンスを頻繁に行うので、その都度対応を柔軟に変えていますし、インカムを最初から導入していたのも横連携が取りやすい環境づくりになったと思います。

桜木立
桜木立

「ホームは家」それはご入居者様だけでなく、ご家族様にとっても。

クレドに「お客様に対する約束」がありますが、具体的に教えてください。

中野さん:人員配置が2:1という手厚さが、ケアにかかわれる時間だけでなく、お話しできる余裕も生み出しています。業務優先でバタバタするようなことは少なく、日常生活の中のお困りごとなど傾聴し対応できていると思います。

南雲さん:クレドには「お一人おひとりの生い立ちや歩んでこられた歴史、好き嫌いなど知ったうえで接遇します」と謳っていますが、スタッフはご入居者様のこだわりや大事にしていることを大切にするよう気配りしています。これはできないと言わずに、どうやったらできるかみんなで考えながら対応しています。

中川さん:フロア完結型ですし、動線も良いことがご入居者様に向き合えることにも繋がります。

ご家族様の面会も多いようですね。

中野さん:医療的に対応をしなければならない方も多いので、ご家族様に少しでも安心いただけるようにインフォームドコンセント(説明と合意)の場を多く持っています。
親御様想いの方も多いので、ご家族様とはよくお話しをさせてもらいます。
ここは共有スペースが沢山あるので、コロナ禍でもそちらで面会していただいていました。コロナ前はファミリールームは無料で貸し切りにできたので、お誕生日やお正月など総出で来られるご家族様も多かったです。
お看取りの時などは泊まっていただけるようにしていますし、小さなお子様連れの場合は和室でゆっくり過ごしていただくこともあります。

南雲さん:ここはお看取りの方も多いこともあり、ご家族様の想いを伺ってできる限り対応しようと努めています。
お看取りとなり退去となった時も、「もうここに来れなくなることが寂しい」と言われるご家族様もおられます。また、退去後もすいとぴーのインスタにいいねフォローをしてくれるご家族様もいるのですよ。
ホームは家です。家の住み心地は朗らかな所が良いに決まっています。我が家のようなホームとは、そのご家族様にしてみたら実家ということになるわけですから、ご家族様にも心地良い所でなければなりません。

ご家族様との関係も濃いのですね。

中川さん:リハビリに関してもご家族様との話し合いの場をよく持ちます。私たちがいくら声掛けしてもダメな場合は、ご家族様からアプローチしてもらうこともあります。男性入居者様は娘様から言われると動かれるパターンが割とありますね(笑)。時にはご家族の方も一緒に体操してもらったりなんてこともあります。

副施設長兼生活相談員 中野侑さん
副施設長兼生活相談員 中野侑さん

「ここで良かった」と言っていただける喜び

どのようなリハビリを行っているかを教えてください。

中川さん:ご入居者様が生活の中で行いたいことを実現するためのリハビリですね。
在宅復帰したいとか、歩けるようになりたいとか明確な目標があると、リハビリししやすいですし、ご本人様も頑張れます。
でもそういう方ばかりでもないので、気持ちが前向きになるためにはどうしたらよいか、他のスタッフたちからも聞きながらモチベーションをあげるように取り組んでいます。
また、ご本人様にどんなスポーツや娯楽をしていたかなど伺いながら、一緒にするようにしています。キャッチボールしてみたりとか、男性はゴルフをされていた方が多いので、パターゴルフに誘ったりします。
先日、認知症が随分進んでいる方ですが将棋をしていたと聞いたので、一緒にやったのですが、ボコボコに負けてしまいました(笑)。

では、皆さんの現場でのやりがいをお聞かせください。

中野さん:94名もご入居者様がおられるので、まだまだ十分ではないなといつも思うのですが、相談されたり頼りにされるのはやはり嬉しいですね。それはご家族様とのやり取りに関しても同様です。「ここで良かった」と安心してもらえることは何よりもやりがいを感じますね。

南雲さん:「あなたが居てくれて嬉しい」とか「あなたに任せられてありがたい」と言われるのは私の方がかたじけないですよ。 特にお看取り状態になっているご入居者様に「ありがとう」と言われると、この上ない嬉しさに包まれます。 また、入院中のご入居者様が退院できるようになり、「すいとぴーに戻れますよ」と言われたら泣いて喜ばれたという話をご家族様から時々伺いますが、こちらの方がありがたい想いでいっぱいになります。
ご入居者様が笑顔になることがとても大事なことと思うので、笑顔を見られたらやりがいを感じますね。

機能訓練指導員 中川貴將さん
機能訓練指導員 中川貴將さん

すいとぴーへの道、そこからの歩み

皆さんが今に至るまでの話をお聞かせください。

中野さん:私は中高大学とハンドボール一筋で生きてきました。福祉大学に進んだこともあり、卒業後は介護の道を選択しました。新卒で入った所がすいとぴーだったのです。
当時は会社もこれから施設を立ち上げていくという時期でしたから、会社が大きくなっていく良くなっていくのを間近に見てきました。それは自分の成長にも繋がっていました。
私も指導する側になっていきましたが、マニュアルも大事だけれども、ご入居者様にしっかり向き合って気づいてもらうようスタッフに伝えています。お一人おひとりによって柔軟に対応することが大事だと思うからです。会社のスローガンである「人と向き合い 人に寄り添う」ですね。

中川さんはいかがですか?

中川さん:私は母がデイサービスを運営していて、それに役立つことができたらな、そして、いつかは自分でも開業できるようなことをしたいなと考えて、柔道整復師の資格を取得しました。
整骨院で3年働いたのち、もっと見聞を増やしたいと考え、探していたらすいとぴーと出会ったのでした。ここがオープンして1年目の頃でした。
整骨院だと、治療が済んだらおしまいになってしまいますが、ホームだと長いお付き合いになります。状態が良くなったとしても今後維持していくにはどうしたら良いか、スタッフと連携しながら取り組むことには面白味があります。

南雲さんもお話しください。

南雲さん:高校生の頃に祖母が認知症になってしまいました。在宅介護で母が一身に対応していました。やがて、祖母は亡くなってしまうのですが、そばにいながら何もできなかったことに負い目を感じていたのです。
ですから進学は福祉の専門学校に行き、祖母にしてあげられなかった孝行をするつもりで介護の道に進みました。
数年介護を離れた時期もありましたが、復職した先がすいとぴーだったのです。とても優しくて良いスタッフが多いので良い職場環境です。ここはスタッフの数も大人数ですが、気さくに分け隔てなく話して互いに信頼できるので良いですよ。

今日はお忙しい所、ありがとうございました。

介護チーフ 南雲美智代さん
介護チーフ 南雲美智代さん
 

取材後記:明るい笑顔のスタッフが多いすいとぴー東戸塚。
類は友を呼ぶのか、中心に立つ人たちの明るさに皆が巻き込まれるのか。はたまたゆったりとしたホームのつくりや、クレドから来るのか。取材中になんでだろうと考えていました。
満開の桜に見送られ、私もいつしか笑顔で事務所に帰っていきました。

施設情報

施設名 すいとぴー東戸塚
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 神奈川県横浜市戸塚区品濃町881-33
入居時費用 0円~1,200万円
月額費用 25.49万円~39.99万円
アクセス 「東戸塚」駅徒歩6分
コンサートホール兼機能訓練室
ファミリールーム
老人ホーム・介護施設探しは「老人ホーム相談プラザ」で
老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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