傾聴を大切に「フローレンスケア芦花公園」
工藤建設株式会社は建設、リノベーション、注文住宅、建物管理、介護事業を展開していますが、「笑顔の暮らしの創造企業」を掲げています。
工藤建設株式会社が運営する「フローレンスケア」は、横浜市・湘南エリア・川崎市・東京都に17施設21事業所、介護付有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・グループホーム・デイサービスなどの介護事業を展開しています。
「自分の思いをカタチにしましょ!それがここちよさ」をフローレンスケアはキャッチフレーズにしています。
今回、訪問したのは「フローレンスケア芦花公園」。
駅から徒歩3分の好立地で、商業施設が近くにあるうえに、緑が多く静かな環境に位置しています。
インタビューに応じてくれたのは、ホーム長、入居相談員さんです。
フローレンスケアの想い
─ まずは、フローレンスケアの名前の由来を教えてください。
ホーム長:フローレンスはイタリアの中部にある街の名前なのです。
そして、フローレンスの意味は「花の都」でして、文化や美術の中心地として華やいだ街並みが人の心を明るくさせる街なのだそうです。
弊社の運営する老人ホームが華やいだホームになりますようにとの想いが込められています。
このホームの屋上にも花壇を設けていまして、季節ごとの花を植えています。
外気浴を兼ねてご入居者を屋上によくお連れしますが、沢山の花に和まれています。
ご入居者のみならず、ご家族にも憩いの場になっていますね。
─ それでは、フローレンスケアの理念を教えてください。
ホーム長:弊社の企業理念は「思いやりの心と、確かな介護技術で介護高齢者の明るい未来を」です。
そして方針としては、「お一人おひとりが、フローレンスケアに入居して良かったと心から思っていただく」ことです。
ご入居者全員が施設生活を望まれて入居されるわけではありませんが、ご入居者のお気持ちを汲み取り、ご家族のお考えを尊重しながら運営しています。
介護では「多職種連携で心を擦り合わせて」という言葉をよく使いますが、そこにご家族もご参加いただき、心と心を擦り合わせるようにしているのです。
例えばご入居者に起こってしまったことは、逐一ご家族に連絡するようにしています。
そして今後の対策や予防について話し合い、一緒に考え協力していただくようにしているのです。
─ 他にも会社として大切にされていることはありますか。
ホーム長:「自分の思いをカタチにしましょう!それが心地よさ」ということです。
ご自身で表現できない方、表現されない方もいらっしゃいますが、その思いを汲み取ってカタチにすることが私たちの仕事です。
そのためには傾聴する姿勢が大事で、認知症の方であっても言葉が発せられない方であっても、耳を傾けているとその方が言いたいことが伝わってくるものです。
入居相談員:ご入居者の思いをカタチにすることに関しては、特に入居前の面談時に注力しています。
ご本人やご家族からじっくり聞き取りの時間を設けて、ご本人がこのホームで心地よく過ごしていただくために、各担当者がとことん打合せを行っています。
─ では、このホームのコンセプトについても教えてください。
ホーム長:フローレンスケア芦花公園は「リハビリ強化型ホーム」と掲げていまして、機能訓練指導員が個々のリハビリ計画を作成し、職員が毎日日常動作に対するサポートを実施しているのです。
生活のすべてがリハビリと考えていますので、できることはご自分で行っていただき、残存機能の維持向上を心掛けています。
個別的な評価や日常生活でのご様子から、「できること」「得意なこと」を見つけ出して、計画的・継続的なプログラムを多職種で連携して立案、実行しているのです。
フローレンスケア芦花公園の魅力について
─ それでは、フローレンスケア芦花公園のウリを教えてください。
ホーム長:職員がとても優しいことがウリです。
そもそも優しい気持ちが無いと、優しい手は差し伸べられません。
私は職員ともじっくり面談するのですが、気持ち良いくらい優しい人たちですね。
現場では時間に追われてしまうこともあり疲弊するような場面でも、ご入居者には優しい言葉をおかけして、明るく振舞う職員を見るとホッとします。
「今忙しいから、ちょと待って!」という言葉を発することはなく、心地よく対応しています。
ご入居者から「ここの職員はイヤ!」といった言葉を聞いたことがありません。
職員には心から感謝しています。
─ このような職員の雰囲気はどのように作り出されているのですか。
ホーム長:現場のリーダーたち、介護主任や副主任の存在が大きく影響しています。
上から目線ではなく、傾聴しながら皆の気持ちを受け止め、否定することなく指導をしていますね。
時に厳しいことも言いますが、それが1としたら9良いことを伝えるようにしています。
コミュニケーションには傾聴が欠かせませんが、「傾聴」はご入居者に対しても、ご家族に対しても、職員に対しても大事なことです。
人の気持ちを汲み取るには信頼関係ができた間柄になることが必要ですが、それは傾聴することが基盤になっています。
入居相談員:ここの職員は元気ですよ。介護リーダーたちが明るく、カッコいいです。
そしてホーム長も現場からのたたき上げですから、職員の気持ちもよく理解できるし、的確なアドバイスがされますね。
ホーム長:職員は介護という仕事が大好きでやっている人がほとんどです。これは重要ですよ。
─ あらゆる面で傾聴を大切にしているのですね。
ホーム長:老人ホームはサービス業ですから、お客様から教わることが多く、皆様のご要望からホームを育てていただいていると思っています。
入居相談員:このホームは駅から徒歩3分ということもあり、面会にいらっしゃるご家族がとても多いです。
そのため職員や事務員もご家族と会話する機会が多く、良い関係性が築けています。
ホーム長:毎月トータルで120組の方々が面会に来られます。
特に土日の面会はものすごく多いです。外出・外食・外泊もフルオープンになっています。
フローレンスケア芦花公園が選ばれる理由
─ 見学者がここに決められたポイントなどを教えてください。
ホーム長:ご見学者のニーズにこちらが変化しようとしてきたことではないでしょうか。
例えば野菜づくをりしたいという方がいらっしゃたので、屋上で野菜や花を育てるようになりました。
再見学の際には、「現場職員とお話させてください」と希望される方もいらっしゃいます。
現場職員の印象が入居の決めてとなることもありました。
やはり、どんな人がケアしてくれるのかは気になりますからね。
─ 入居後に「ここで良かった」と言われることは、どのようなことでしょう。
ホーム長:お看取りの際に「ここで良かった」と感謝されることが多いです。
居室に簡易ベッドをお貸しして、残された日々を可能な限りご家族と過ごしていただくようにしています。
精一杯ケアした職員も、お別れの時には泣きながら出棺に立ち会います。
そんな姿を見ながら、ご入居者やご家族と良い信頼関係を築いていたのだなと再確認します。
─ 他にはどのようなことがありますか。
ホーム長:レクリエーションが毎日行われているのも好評です。
フラワーアレンジメント、カラオケ、お散歩、菜園、音楽療法などもありますし、厨房がスイーツを提供したり、コーヒーを挽く人が来て「RO CAFE」を開いたり、脳トレを実施したりしています。
─ 今日はお忙しい中、ありがとうございました。
取材後記:館内見学をすると、あちらこちらから、明るい笑顔とあいさつの声に出会いました。
とても良い雰囲気に心地良くなりました。
お花がいっぱいな屋上からはパノラマ状に景色を眺めることができます。
思い切り背を伸ばし、「さすがフローレンス、花の都」とつぶやいたのでした。
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