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2023年04月11日

‘感動とサプライズ’を提供し続ける「クラーチ溝の口」

株式会社クラーチの社名「クラーチ」とは、エスペラント語で「癒しをもたらす」という意味があります。
クラーチの理念として次のポイントを掲げています。
・終の住まいとして上質で居心地の良い居住空間
・楽しく元気を生み出す健康プログラムやイベントの開催
・高い専門性をハートフルなスタッフによるホスピタリティケア
「感動とサプライズをデザインする 」ことで、人生をより豊かに楽しんでもらうように会社全体で取組んでいます。
そのことを前提に【クラーチ溝の口】では、「元気なうちに、元気だからこそ移り住む」というメッセージを発信し、3つのコンセプトをあげています。
①交通利便性に優れた立地
②多彩なコミュニティスペース
③介護が必要になっても転居不要
大規模老人ホームですが、入居者様に「生きがい」をもっていただこうと日々取組んでいます。
JR南武線「津田山」駅から徒歩4分。一見マンションと見間違うような佇まいを見せる【クラーチ溝の口】ですが、今回は入居相談室室長の佐野善行さんからお話を伺いました。

写真

多彩なサークル活動やイベント

‘感動とサプライズをデザインする’という考えを具体的に教えてください。

佐野さん:弊社はホームごとのコンセプトは違っているのですが、会社として一貫して考えているのは‘感動とサプライズをデザインする‘ということです。"感動とサプライズ”は集団だけではなく個人に焦点を合わせていないと提供できないと考えています。
当ホームでは240名以上のご入居者がお住まいされておりますが、自立の方と介護の方とそれぞれ対応するスタッフが柔軟に対応させていただきながらご入居者のお一人おひとりの声をお聞きしております。
介護サービスではケアマネ-ジャーがご入居者よりヒアリングして、その方のしたいことを見出し、それをスタッフに発信して企画していきます。例えば、106歳の入居者様が20代の頃に皇居東御苑内の「図書寮」に勤めていたことがあり、もう一度皇居に行きたいとの願いを持っておられたので、その夢を叶えるサプライズをしたことがあります。
また、自立の方にはゴルフコンペにも毎年にお連れすることもあります。

かなりアクティビティが盛んと聞きましたが。

佐野さん:これも感動とサプライズにつながることですが、ご入居者の希望を伺いながらサークルを立ち上げております。コーラス・ダーツ・絵画・絵手紙・デッサン・陶芸・囲碁・書道・華道・詩吟に楽器演奏のサークルもあります。運動系ですと体操・ヨガ・太極拳・剣術などがあります。
スタジオアスレチックルームや運動浴プール・ビリアードコーナー・シアタールーム・カラオケルーム・アトリエ・麻雀ルーム・卓球ルーム・図書室・ITサロンなどそれぞれのコミュニティスペースを設置していますから、同一建物内に社会資源が豊富にあるのです。ご自分の好きな時に、気の合う仲間や個人で思い切り満喫してもらえるようになっています。

自立の方が多くおられるから多彩ですね。介護がある方たちはどうでしょう。

佐野さん:イベントはご入居者全員で行っていますし、介護の方も自立の方も融合して行うイベントも行っています。やはり介護度が高い人のほうがこちらから企画して行うレクが増えますが、レク委員会が企画してアクティビティやイベントを増やしています。
ご入居者へコロナ禍ならではの健康促進イベントして人気があるのは「探訪ウォーキング」ですね。近隣探索でも長い廊下があるホーム内でも歩行された距離を元に日本各所を巡るスタンプラリーのようなものです。参加者にはファイルが渡され、一定期間に目的地に着けたら景品が出るという仕組みです。コロナで外出を控えがちな方にも良い企画となっております。

認知症の入居者様への対応はどのような取り組みがありますか?

佐野さん:クラーチでは各ホームにて認知症ケアに対してその方の人となりを踏まえたうえでの個別の対応「Lead to Happiness」というツールを使って実践しています。それと「アタマカラダ!ジム」という認知症予防と改善プログラムも導入しています。週3回ほど計算などの問題をしながら体は体操をするというプログラムを行っております。このプログラムは東京大学大学院で認知症研究をされている教授に監修してもらいました。

ライブラリー
ライブラリー

施設ではなく「住まい」であること

お食事についても教えてください。

佐野さん:近年高齢者が低栄養になっている方が多いことや、食べたいものを好きなだけ食べる方が健康寿命が高くなることが解ってきました。そこで老年医のスペシャリストの名古屋大の教授へ監修をお願いし「MOG」という食事プログラムを導入しています。
食事も大事なイベントごとですから、ここにも感動とサプライズを仕掛けています。
本社でキッチンカーを購入して各ホームを巡回したり、健康食の食事イベントや駅弁の日を設けて車掌の格好をしたスタッフが場を盛り上げます。フルーツ祭りやお取り寄せスイーツのケーキ茶話会、BBQや屋上ビアガーデンは大盛況でした。

アルコールを出すのですか?

佐野さん:レストランには有料ですがビールや日本酒など用意しており、食事と一緒に嗜むことができるようになっています。中には昼からビールを一杯やる人もおります(笑)。
賀詞交歓会には樽酒を振る舞いますし、ボージョレーヌーボー解禁の日にはワインをあけますよ。お花見にはお酒は欠かせないですしね。ミニイベントとしてバーをコンシェルジュやスタッフが手伝いながら夜開くこともあります。入居者様同士の飲み会「呑友会(どんゆうかい)」も毎回十数名集まっているようです。

老人ホームだとリスク回避を優先しがちですが、ここは違うのですね。

佐野さん:クラーチ溝の口がオープン時から大事にしていることは、「施設ではなく住まい」であることです。自分の住まいならどうしたいかを基盤に考えています。
ここは自立専用、介護専用などフロア分けをしていません。その方が気に入られたお部屋で最期まで暮らしていただくようにしているのです。ですから、どのお部屋にもミニキッチンがついていたり、車イスになっても不自由しないつくりにしています。因みにですが、犬と同居が可能なお部屋も6部屋あります。
24時間看護師配置にしていることや有床クリニックを併設して臨時診療を可能にしているのも、お元気な時からお看取りまで安心できる住まいを提供したいからなのです。

運動浴プール
運動浴プール

入居に至るポイントや、入居後の安心感

こちらのホームに入居を決められた方たちのポイントはどの辺にありますか?

佐野さん:もちろんハードがゆったりして様々な設備が整っているということはありますが、館内の雰囲気を見たうえで決められる方が多いです。
私たちだって引っ越しする際に隣近所にどんな人たちが住んでいるのかは大いに気になるので同様だと思います。
既に入居している方たちが生き生きして楽しんでいたり、声掛けしてくれると安心されることが多いですね。
スタッフも安心材料になっているようです。15年以上も勤務してくれているベテランも多くいますが、新人も上手く融合しています。入居者様個々のご要望に応えていくのは、大所帯なので苦労も多いようですが、よく対応しているなと私個人としてもスタッフをリスペクトしています。

入居後に喜ばれていることは何でしょう。

佐野さん:アクティブに生活できることや、ご入居者のコミュニティに直ぐ馴染めて楽しめていることですね。
もちろん、介護も看護も24時間いるので安心感もありますが、コンシェルジュの存在をありがたがられています。
コンシェルジュも24時間体制で常駐していて、単にフロント業務を行っているだけではなく、お困りごとなどの相談にも傾聴するので信頼されています。夜間の緊急搬送がある時などはコンシェルジュが同行しているのですよ。240名以上のご入居者様の内、110名の介護サービス利用者のご入居者がおられるのですが、普段から介護と看護、そしてフロントが情報や報告を密にしているので、いざという時に連携プレイがしっかり取れるわけです。

かなりの大所帯ですが、何かシステムがあるのですか?

佐野さん:外出外泊を把握する「シルバーハウジングシステム」の中で、緊急呼出のコールボタンは当然ながら、「生活リズムセンサー」という機能が連動しています。「生活リズムセンサー」はお部屋での動作が一定期間無い場合と自動的に緊急連絡がスタッフに伝わるシステムです。
それから、ケアプランと介護記録を一括にした「ユカリア」という情報共有システムがあります。これは現場のニーズに合わせて独自に開発したもので、スタッフの業務負担の軽減と情報共有にかなり有効です。
そしてユカリアはスタッフだけではなく、ご家族も閲覧できる「LOOKぱっど」というシステムとも連動しています。「LOOKぱっど」は介護記録以外にも画像や動画、ホームの行事案内も閲覧できるので、特に遠方に住んでいるご家族には喜ばれていますね。

スタジオアスレチックルーム
スタジオアスレチックルーム

入居相談員という仕事

佐野さんがこの仕事をするようになったのは何故ですか?

佐野さん:介護保険が始まった頃からヘルパー2級を取得し、デイサービスに勤めてセンター長をしておりました。
そんなある日にクラーチの人から声かけられ、オープンして3年目のクラーチ溝の口へ見学へ伺ってみたのですが、正直「こんな老人ホームあったんだ!」と驚いたのです。入居者様が生き生きして堂々としている姿に、老人ホームのイメージが覆ってしまったのです。

佐野さん自身が「感動とサプライズ」をクラーチ溝の口から受けたのですね。このお仕事をしていてやりがいを感じることはどんなことですか?

佐野さん:入居される理由は様々ですが、ご検討者はご自身の将来が不安だから検討されておりますので、それをお手伝いできることにはやりがいを感じます。
一般的な老人ホームだとご家族が相談に来られるパターンが多いですが、ここはご本人様が相談に来られることが殆どです。ですから検討する時間も長い場合が多いです。その間のやり取りの中で、どのくらい信頼関係を築けるかが重要になってきますね。また、相談者様の人となりがわかってくると良い提案ができます。
介護や医療の知識だけではなく、不動産や金融のことなど幅広い知識が無いといけませんので、常に新しい知識や情報を仕入れています。
そうやって入居前からご相談を受け、入居後も関わらせていただけるのは嬉しいことです。

今日はお忙しい中、ありがとうございました。

入居相談室室長 佐野善行さん
入居相談室室長 佐野善行さん

施設情報

施設名 クラーチ溝の口
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 神奈川県川崎市高津区下作延5-29-1
入居時費用 2,410万円~6,610万円 ※お二人目の追加入居金300万円
月額費用 13.56万円~33.01万円
アクセス JR南武線「津田山」駅下車 徒歩4分
レストラン
居室
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老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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