1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. 施設特別取材レポート
  3. 最期まで心も身体も安心に「シンセリティ千代田一番町」
2024年06月13日

最期まで心も身体も安心に「シンセリティ千代田一番町」

「シンセリティ千代田一番町」を運営する「シン建工業株式会社」は、土木・建築・リフォーム・介護事業を主体とする会社として発展してきました。
社是である「真心」をもって、地域そして多くの人から喜ばれ信頼される仕事をしてきています。
介護事業部「シンケアスタイル」は、「和やかに楽しい暮らし」を送っていただくために、愛情あるサービスを提供しています。
現在、埼玉・東京で、介護付有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅を5棟、グループホーム・小規模多機能型居宅介護を3棟運営しています。
今回取材した「シンセリティ千代田一番町」は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」から徒歩1分に立地しています。
皇居や千鳥ヶ淵にも近く、格式高い街並みに位置していて、優雅な時を過ごすことができます。
インタビューに応じてくれたのは、施設長の澤田孝文さん、ケアマネジャーの永井達さん、看護師の高橋直子さん、介護主任の稲村真紀さんです。

外観

「シンセリティ千代田一番町」の想い

それでは、シンケアスタイルのコンセプトを教えてください。

澤田さん:「和やかに楽しい暮らし」を送っていただくために、愛情あるサービスを提供することを最も大切にしています。
そして、心掛けていることは、
1.生活をともにし“寄り添うケア”を行い、家族のようなぬくもりや安らぎ、そして、潤いのある環境を作ります。
2.さりげない介護により、自立を支援いたします。
3.個性やプライバシーを大切にし、“自分らしい生活の場”を作ります。
4.医療との連携を図り、終の棲家として安心して暮らせる家を作ります。
5.ご家族や地域との交流を積極的に図り、総合的なサービスの提供をいたします。
と続きます。

では、「シンセリティ千代田一番町」の運営方針も教えてください。

澤田さん:「シンセリティ千代田一番町」は、可能な限りお一人おひとりの個性や個人生活を尊重し、最後まで不安なく心穏やかにお過ごしいただく施設運営を行っています。
ご本人ご家族の想いを大事に一緒に考え、安心して療養生活を送れるよう、ケアさせていただきます。
この施設の理念としては、「最後まで、心も身体も安心に」を理念として掲げていまして、お看取りまで手厚くサービス提供することを取組んでいるのです。

「お看取りまで」を大事にしているのですね。

澤田さん:お看取りする時は人間誰にでもやってくることです。
「死」に対して怖さや寂しさが前面に出がちですが、新しい旅立ちなのですから、清々しい気持ちで迎えられるように心しています。
ここから旅立たれる時には、スタッフ全員で心を込めてお見送りしたいと想っています。

エントランスホール
エントランスホール

「シンセリティ千代田一番町」が選ばれる訳

ここの施設の強みはどのようなことがありますか。

澤田さん:「シンセリティ千代田一番町」は他施設で断られてしまったような医療依存度の高い方でも、できる限りお迎えしています。
行き場のない「介護医療難民」が起きないように、現場スタッフも頑張ってくれているのです。
高橋さん:つい先日も腎瘻の方をお迎えしました。
経鼻経管栄養の方、ピックと呼ばれる静脈栄養の方、バイパップという呼吸器を装着されたALSの方、全身麻痺状態の方など、様々な症状の方たちを受け入れてきました。
この施設は30名定員ということもあり、隅々に目が行き届くので、細やかに対応できることが良いですよね。
ご入居者に対してだけではなく、ご家族とも関係が密になります。
お看取りをすることも多くあるのですが、「ここで最期の日々を過ごせてよかった」というお声をよくかけていただいています。
お別れはやはり悲しいですが、ご家族から感謝のお言葉をいただくと、「しっかりケアできて、ちゃんと看護できて、良かった」とつくづく思うのです。

ご家族から喜ばれることは仕事冥利につきますね。

永井さん:私は以前100名定員の大規模施設でケアマネジャーをしていましたが、ケアプランを作ることなどの業務に追われて、ご入居者お一人おひとりに向き合うことが思うようにできない違和感を抱いていました。
こちらで勤めるようになり、ご家族とも近しく接することができるようになり、皆様のお言葉にしっかり耳を傾けられますし、ご入居者のご様子もじっくりうかがえます。
ターミナル期に入られたご入居者でも、体調がよろしければなるべく離床していただいたり、お口から食べていただくようにしています。
その姿をご覧になられたご家族には大変喜ばれています。

この規模感が良いのですね。

澤田さん:小規模ゆえにアットホームな雰囲気になりますし、ご家族との信頼関係を構築するのにも最適です。
面会制限はもうけていませんから、ご家族はいつでもご来館いただけますので、普段の介護の様子をありのまま見ていただくことができます。
そのことが、よりご家族に安心感を抱いていただけるようになっています。

ケアマネジャー 永井達さん
ケアマネジャー 永井達さん

「シンセリティ千代田一番町」の魅力

この施設のウリにしていること教えてください。

稲村さん:スタッフが何よりもご入居者を一番に考えて行動していることがこの施設のウリです。
ご入居者お一人おひとりのご状態に合うタイミングで、極力ご本人に負担がかからないように寄り添うケアをしています。
意思表示ができにくい方であっても、うなずきであったり、目の動きを見たりしながら、その方の心地が良いサービスを提供しているのです。
ケアを求められる時は、不快なことやきついことがあるからですので、なるべく嫌な時間が短くなるように努めています。
スタッフの間でも「ご入居者にこんなことをしたら喜ばれるのでは」とよく話し合いますが、意見を出し合える働きやすい環境なのですよ。

高橋さん:スタッフ間の風通しも良く、介護と看護との連携もスムーズです。
永井さん:私も他の施設を色々見てきましたが、「シンセリティ千代田一番町」のケアの質に関しては、かなり高いレベルだと思っています。
ご入居者のために、できる限りのことはしようとしている現場の雰囲気は良いですね。

良いスタッフが良いサービスを提供しているのですね。

永井さん:それから、見学される方たちからもこの立地は高く評価されています。
東京のど真ん中にありながら、半蔵門駅から徒歩1分ですから、こんなに面会に来やすい施設は無いでしょうね。
施設の近くには、皇居、英国大使館、国立劇場などがある反面、色々なお店も点在していて、歴史と独特の現代的なものがミックスしている地域です。
外国人の旅行者でホテルと間違えて奥まで入って来られる方たちも多く、朝、施設の駐車場など掃除していると、外国人に話しかけられたりする国際的な雰囲気もあるのですよ。

この土地ならではですね。

澤田さん:一日一回は日光浴していただこうと、時間を作っています。
千鳥ヶ淵も近いので、花見の季節には必ずお連れしていますが、ご満悦いただいています。
徒歩2分のところに保育園があり、園児に来てもらったり、ここの皆様で訪問したりと、交流も計画しています。
ご入居者はこの近隣の方が多いのですが、地域のお店の方なども含め、もっともっと積極的なかかわりをもっていこうと計画しているのです。

介護主任 稲村真紀さん
介護主任 稲村真紀さん

「シンセリティ千代田一番町」に至る道

それでは、今に至るまでの半生など教えていただけますか。

高橋さん:私は仙台出身でエステティシャンとした働いていましたが、3・11の震災で避難生活をすることになってしまったのです。
母校に行くと、死体安置所になっていたり、娘の友人が何人も行方不明になるという現実に直面していました。
避難所で感染症が流行ってしまった際に、災害支援ナースや医療関係者が来て助けられた経験があったのです。
その頃から、「看護師になりたい」という想いを強めました。
その後、東京に出てくることになり、看護学校に通って看護師として働いてきました。
たまたま、ここの施設と巡り合ったのですが、働き始めて4年が過ぎました。
ご家族以上にご入居者と一緒にいる時間が長いので、思い入れも強くなってしまいますね。
休みの日でもご入居者のことをずっと考えていたり、施設からオンコールがかかってこないか、常に気になっていたりします。

稲村さんはいかがですか。

稲村さん:仕事をするうえで興味があることをしていこうと考えていたのですが、その最後に「介護で働いてみたい」と計画していたのでした。
また、いずれ母の介護を自分でしたいと思っていたこともあり、介護の資格を取って働き始めたのです。
もともと接客業が好きだったこともあり、介護という仕事と相性が合っているなと感じています。
ご入居者と触れ合う機会が多い現場ですが、お一人おひとりから学ぶことばかりです。

永井さんもお聞かせください。

永井さん:私は元々編集の仕事をしていました。
実は祖母が認知症になり、特養に入居していましたが、ある時一時帰宅した際に、「早く施設に戻りたい」としきりに言っていたのです。
家が一番良いものと思っていた私にはショッキングな出来事でした。
その頃から介護に興味を持ち、丁度介護保険が始まる頃と相まって、家族の反対を押し切って介護の世界に足を踏み入れたのです。
介護現場で色々な経験を経て、ケアマネジャーの資格も取りました。
ケアマネジャーをするようになって気づかされることも多く、もう15年間もこの仕事を続けています。

澤田さんもお願いします。

澤田さん:私は元々はマッサージ師でした。
当時は未だ理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職がポピュラーではない時代でしたので、病院でリハビリを担当していたのです。
やがて、病院もリハビリ専門職に切り替えはじめ、時を同じくして介護保険も始まる頃でしたので、介護の道を選んだのでした。
ケアマネジャーの仕事もしてきましたが、特別養護老人ホームの施設長や介護老人保健施設の事務長の仕事などをして、立て直しや業務改善を任せられるようになっていきました。
この頃、自分の使命は、「今働いている若い世代の世話焼きオヤジになること」ではないかと考えるようになりました。
次世代の介護を担う人たちの育成をしっかり行っていきたいと望んでいるのです。

お忙しい中、ありがとうございました。

施設長 澤田孝文さん
施設長 澤田孝文さん
 

取材後記:取材が終えて駅に向かうと、下校する小学生たちがワイワイしていました。
「千代田一番町」のイメージから、つい生活感のない街を想像していましたが、温かみのある上質な文化がある街なのだと認識を改めました。
振り返って施設を眺めると、この街にすっかり溶け込んでいました。
「シンセリティ」という名前の通り「誠実」な介護を提供していることが、印象深く心に残りました。

施設情報

施設名 シンセリティ千代田一番町
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 東京都千代田区一番町11-3
入居時費用 500,000~33,000,000円
月額費用 270,650~1,038,800円
アクセス 東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」5番出口より約1分
居室
5階フロア
老人ホーム・介護施設探しは「老人ホーム相談プラザ」で
老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
  1. 老人ホーム相談プラザトップ
  2. 老人ホーム取材レポート
  3. 最期まで心も身体も安心に「シンセリティ千代田一番町」
お気軽に相談員にお尋ねください