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老人ホーム探しの注意点を教えてください。

【注意点1】その場ですぐ入居を決めない
 老人ホームのイメージと言えば、どちらかと言えば暗くて『施し』的なイメージが強いのですが、はじめて有料老人ホームを見学される方は、その設備の豪華さやサービスの充実度に驚かれます。また、入居一時金も、これまでの高額な老人ホームばかりではなく、数百万円台と価格も抑えられてきたので見学に行っただけなのに、『これなら安心だ』と、その場ですぐに契約してしまう人がいます。
 これは絶対にいけません。それではこれまでの持っていたイメージと比較しただけで、実際のサービスや、他の有料老人ホームと比較したわけではありません。また、有料老人ホームサイドからしても、詳細なサービス内容を確認されずに契約されると、後日、サービス内容や契約内容で、トラブルとなる可能性が高くなりますので、それは好ましいことではありません。つまり、その場ですぐに契約が可能だったり、契約を促されるような有料老人ホームは、その経営やサービスに問題がある場合が多いのです。有料老人ホームの見学や訪問は少なくとも2回以上は必要です。
【注意点2】契約書の書類をよく読まない
 有料老人ホームの契約関係の重要書類は、『入居契約書』『管理規定』『重要事項説明書』そして介護付有料老人ホームの場合は『特定施設入所者生活介護』の4つにわかれます。有料老人ホームは、特別養護老人ホームのような福祉施設ではなく、ほとんどが民間の契約で入居(購入)するサービスで、その内容は有料老人ホーム毎に大きく違います。
 『難しいことは読んでもわからない』『説明を聞けば十分』という人がいますが、有料老人ホームで最も多いのが、『説明とサービス内容が違う』『そんな話は聞いていない』といった、契約を巡るトラブルです。ですから、『言った・言わない』の話ではなく、契約書にどのように書かれているのかが基礎になるのです。
 契約書等の重要書類については、何度もしっかり読み返し、わからないところには、印をつけるなどして、何度も確認することが必要です。読まずに契約し、後で大きなトラブルになっても、それはご家族やご本人の責任です。
【注意点3】ひとつの有料老人ホームしか見ない
 有料老人ホームは、『少し高額だけれど手厚い介護サービスを提供しているホーム』『看護師が24時間常駐しているホーム』『基本的なサービスのみで価格を抑えたホーム』『居室が少し広めのホーム』など、そのホームによってサービス内容や価格、セールスポイントは全て違います。入居者やご家族のニーズや希望はそれぞれに違いますから、多くのホームを見学する事であなたの理想に近い有料老人ホームを見つけ出せます。
 また、それだけ比較対象が増えることになりますし、どのようなポイントでホームを見れば良いかという選定眼も身についてきます。一つの有料老人ホームしか見ずに『向こうのホームが本人には良かった』『もう少し考えれば良かった』と後で後悔しても、どうしようもありません。
【注意点4】入居金の高い、安いだけで判断するのは間違い
 有料老人ホームのサービス価格は、住宅サービス(家賃・入居一時金)と生活サポートサービス(食費・介護サービス等)大きく二つに分けられます。住宅サービス部分の価格は、立地条件・建物のグレード等に左右されますし、生活サポートサービスの介護サービスは、手厚い介護を提供しようとすれば、それだけ介護スタッフが必要となります。ですから、良いサービスを受けようとすれば、ある程度高額になるというのが基本です。
 しかし、逆に、高額の有料老人ホームだから。必ず良いサービスが受けられるとは限りません。特に要介護状態になれば、全く使えないような意味のないところにお金を掛けているところもありますし、スタッフの数が多いだけで、そのレベルが低いホームもたくさんあります。最近は入居一時金が0万円~数千万円と大きく差がありますが、高いや安いかだけで判断することは大きな間違いです。
【注意点5】大切なのは入居する本人の意向
 『両親を安心できる有料老人ホームに入居させたい』と考えられているご家族は多くなっていますが、入居されるご本人はどのように考えておられるかは非常に重要です。ご本人の意思を無視して入居されても、有料老人ホームで安心して豊かな生活を送ることはできませんし、体調を崩されたり、気力が低下し認知症の問題行動が発生したりと、短期間で退居しなければならないというようなケースもあります。そうなると、金銭的なことだけでなく、精神的にもご本人も、ご家族も負担が大きくなります。中には誤魔化したり嘘をついてまで入居させようとする人もいますが、本人のために良かれと思ってすることでも、必ず大きなトラブルや問題に発展してしまいます。
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