民間老人ホームの選び方一覧
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入居時にかかる費用
入居金0円プランもあります。
【ちなみに】入居金とは、家賃の前払い金です。したがって、マンションのように居住権の転売はできません。
入居金を支払った場合と入居金0円の場合の比較
入居金 | 月額 | 年間 | 総費用 | 結果 | |
---|---|---|---|---|---|
5年で 退去 |
500万円 | 15万円 | 180万円 | 1,400万円 (180万×5年+500万) |
月額が多いほうが 100万円の節約 |
0円 | 25万円 | 300万円 | 1,500万円 (300万×5年) |
5年で退去 | ||
---|---|---|
入居金 | 500万円 | 0円 |
月額 | 15万円 | 25万円 |
年間 | 180万円 | 300万円 |
総費用 | 1,400万円 (180万×5年+500万) |
1,500万円 (300万×5年) |
結果 | 月額が多いほうが 100万円の節約 |
入居金 | 月額 | 年間 | 総費用 | 結果 | |
---|---|---|---|---|---|
10年で 退去 |
500万円 | 15万円 | 180万円 | 2,300万円 (180万×10年+500万) |
入居金を払ったほうが 700万円の節約 |
0円 | 25万円 | 300万円 | 3,000万円 (300万×10年) |
10年で退去 | ||
---|---|---|
入居金 | 500万円 | 0円 |
月額 | 15万円 | 25万円 |
年間 | 180万円 | 300万円 |
総費用 | 2,300万円 (180万×10年+500万) |
3,000万円 (300万×10年) |
結果 | 月額が多いほうが 700万円の節約 |
長期間の入居が予想できる場合は入居金を支払って月額費用を低くおさえるほうが節約となりますね。
ただ、これは判断が難しいことなので、施設の方とよく相談しましょう。
入居金は返還される場合も。 入居金の償却について
入居一時金は入居金、前払金とも呼ばれる有料老人ホームの入居にかかる初期費用です。入居一時金は家賃の前払いという位置づけとなっており、ある一定期間の入居を想定した家賃を入居時にまとめて支払うことで、月額費用を安く抑えることが可能です。
入居金は、一定の償却期間(だいたい3~5年)を経たのち、退去時(転居や死亡)に残金があれば返却されるお金です。
入居時に施設側が初期償却と言われる一定額(一般的に15~30%)を利益として償却するケースもありますが、早期退去の場合のトラブルが少なくないため、入居後3ヶ月以内に退去した場合はクーリングオフ制度が適用され、家賃を除く入居金の全額が返金されるようになりました。
また、2011年6月に改訂された老人福祉法で、施設が受領できる前払い金は「家賃および敷金、介護その他の日常生活上で必要な便宜の供与の対価」となり、「権利金その他の金品」名目での受領は禁止となっています。
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