2025.07.22
相談員ブログ
介護タクシーについて
【介護タクシーとは】介護タクシーは、車いすやストレッチャーに対応した福祉車両を使い、介助付きで外出をサポートしてくれる移動サービスです。
運転手は介護の資格を持っていることが多く、乗車の手助けや院内への付き添いなども行います。付き添いの家族も一緒に乗車することができます。
利用対象は、要介護認定を受けている方や、障がいなどで一人での移動が困難な方です。
【一般タクシー・福祉タクシーとの違い】
一般タクシーは誰でも利用できますが、介助や福祉機器の対応は基本的にありません。
福祉タクシーは、車いす対応の車両を使う点では似ていますが、運転手に介護資格がないことが多く、乗り降りや付き添いなどの介助は原則含まれません。
介護タクシーは、「車両」だけでなく「介助サービス」も含まれる点が最大の特徴です。
【介護保険は使えるのか】
介護タクシーの利用は原則として自費ですが、介護認定を受けていて、次の条件をすべて満たす場合には、介護保険が使える「通院等乗降介助」として適用されることがあります。
[介護保険が使える条件]
1.ケアマネジャーの作成したケアプランに「通院等乗降介助」が記載されている
2.訪問介護事業所がサービスを提供する
3.本人が乗り降りや移動に介助を必要としている
4.利用目的が、介護保険で認められたものに該当する
この「利用目的」が特に重要です。
【保険が使える「目的」とは】
一般的には、医師の診察・治療・リハビリなどの通院が中心ですが、それ以外でも、本人が行く必要があり、日常生活に欠かせない目的であれば保険適用の対象になることがあります。
・補装具や補聴器、眼鏡の調整・購入
本人が実際に装着して調整する必要がある場合
・選挙の投票
公的な権利の行使として例外的に認められる
・役所や公共機関での必要な手続き・申請
介護保険更新、障害者手帳申請、年金関連の手続きなど
・預金の引き下ろしなど金融機関での本人確認を要する対応
本人でなければ手続きできない場合に限る
※これらはすべて、ケアマネジャーの判断と自治体の許可が必要です。頻度が多すぎる場合や、家族・代理人で済む手続きは保険適用外となります。
迷ったらケアマネジャーに相談することが第一歩です。自分に合ったサービスを選び、安全な外出をサポートしてもらいましょう。
【介護保険が使えない主な目的】
以下のような外出は、介助があっても介護保険の対象にはなりません。
・食料品・日用品などの買い物
・外食、観劇、旅行、散歩などのレジャー
・理美容、親族訪問、墓参りなど
・家族が代行できる役所や銀行での手続き
【保険適用時の費用と注意点】
介護保険が適用されるのは、乗り降りや移動に関する「介助サービス」部分のみです。
実際の車両運賃や、ストレッチャー・車いす・リフトなどの機器使用料、時間延長などの料金は自己負担となります。
また、保険を使うには指定訪問介護事業所との契約とケアプランへの記載が必須です。一般のタクシー会社が介助付き送迎をしても、介護保険は使えません。
【利用の流れ】
1.ケアマネジャーに相談
2.ケアプランに「通院等乗降介助」を記載
3.訪問介護事業所に予約
4.当日、送迎・介助を受けながら外出
通院が定期的であれば、まとめて予約しておくと安心です。