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2019年12月28日

介護付有料老人ホーム「八王子同友会 長寿の森」(医療法人社団 同友会) 《前編》

60年の歴史と年間60万件超の検査実績を誇る「医療法人社団 同友会」が運営する介護付有料老人ホーム

 お探し介護ライターが実際に施設へ足を運んで、見て、聞いて、体験して、感じたままを報告する施設訪問レポート。今回は介護付有料老人ホーム「八王子同友会 長寿の森」を訪ねました。



 「八王子同友会 長寿の森」の運営元は、「同友会」という医療法人です。いや、正確にいえば、医療法人社団、なんですが、医療法人は医療法人社団と医療法人財団とに大きく分けられ――って、説明しだすと長くなるので止めときまして、ここでは単に“医療法人”としておきましょう。

 言い直しますと、「八王子同友会 長寿の森」は、「同友会」という医療法人が運営する介護付有料老人ホームであり、それが特徴の1つでもある。と、いうわけですが、医療法人が運営する老人ホームというのは、これまでも当お探し介護・取材レポートに何度か登場しています。だから、さほど珍しいもんでもないかな、と思いきや、ちょっと待った!

 私、寡聞にして知らなかったのですが、この「医療法人社団 同友会」というのがですね、じつは、業界ではかなり有名らしいんです。頂いた資料に紹介文があったのでそのまま引用します。

「医療法人社団 同友会は1959年に創立され、70年に集団検診事業を開始、71年に江東区三好に旧・同友会病院『現・深川クリニック』を開設しました。その後も予防医学の輪を広げるため74年に文京区の春日に『春日クリニック』(宿泊ドック・脳ドック・精密検査・専門外来等)90年に『春日クリニック第二』(日帰りドック・各種施設健診)を開設、2013年『春日クリニック』『春日クリニック第二』を1箇所に統合し現在に至っております。2017年より有料老人ホーム『八王子同友会・長寿の森』の運営を継承し、医療、健康管理、老人福祉に取り組み、同友会グループの老友新聞社が発行する日本老友新聞などを通じて、医療と福祉の両面で社会に貢献しております」

 そして現在、品川、春日、深川にあるクリニックで施設検診に人間ドック、精密検査や専門外来の特別ドックを、新座、松戸の診療所や横浜クリニックでは巡回健診を、その他医療機器販売や「老友新聞」の発行などなど、幅広く展開。伝統・実績・進取で真の健康生活を見つめる同友会グループの詳細は、ホームページ(http/www.do-yujai.com)をご覧ください。

 そうした60年の歴史を持ち、年間60万件超の検査実績を誇る「同友会」が運営する介護付き有料老人ホーム、それが「八王子同友会 長寿の森」です。

「八王子同友会 長寿の森」外観。1階は「同友会八王子診療所」入口
風格ある門を過ぎると左手に「同友会八王子診療所」。奥に進めば駐車場。
6階建A棟の威風堂々の外観。

「解優」(憂いを解き、あらゆる痛みを和らげる)を社是とする同友会グループ

 ちなみに「同友会」は、『解憂』(かいゆう)を社是としています。『解憂』とは、「人類の持つ憂いを解き、あらゆる痛みを和らげるべく、積極的な強い意思で行動する」こと。出典は孟子巻第九。あらゆる苦しみ、悩み、悲しみ、病気や死への不安、恐怖から解き放ち、痛みを和らげるために存在する同友会グループの『解憂』精神の対象は、全人類です。気宇壮大な理想がここにあります。

 そして、職員はすべからく『解憂』を精神的支柱として行動すべし、とする同友会グループの企業理念は、『知行合一』。その意味は、「知は行うの始め、行は知の成るなり」、すなわち、知識や議論だけではなく、それに基づいた敏速なる実行を最優先すること。実際に行動に移すことに意義がある、ということで、『解憂』の精神を医療、予防医学、高齢福祉等の場を通して実現するとともに、具体的な実践を通して「一人でも多くの命を救うことによって世の中の為に尽くす」。そうした使命感を共有しているのが、同友会グループです。

 さらに、『解憂』の精神を知るため、『知行合一』という企業理念を実現するために、同友会グループの全職員に定められた日常の行動規範として、1)自己の良心に恥じない行動をする。2)お客様第一主義を貫く。3)仕事を通して人格を磨く。4)常に勉強し実践に役立てる。5)和を尊び、仲間への思いやりの心を大切にする。という5つのルールがあるんですが、これ以上は長くなるので割愛。あんまり同友会の説明ばかりでもしょうがないので、詳細は同友会のホームページをご覧いただくとして、とっとと「八王子同友会 長寿の森」へと参りましょう。

 最寄駅は、JRまたは京王「八王子」駅。いや、正確にいえば、JR五日市線「武蔵増戸」駅というもっと近い駅がありまして、そこからタクシーで約5分(約3km)ですから、ほんとの最寄駅といえばそこなんですが、そのJR五日市線がですね、なんというか、沿線にお住まいの方には失礼ながら、首都圏や神奈川方面から行くにはあまり便利がよろしくない。というわけで、JR五日市線を利用されたほうが便利な方以外は、JRまたは京王「八王子」駅が最寄駅と思っていいでしょう。

 「八王子」駅なら、京王線特急に乗れば新宿まで約34分。JR中央線中央特快利用で新宿まで約40分、東京まで約53分。都心とダイレクトに結ばれています。横浜だって、JR横浜線快速利用で約48分。アクセスは良好です。

 ただし、「八王子」駅からは距離にして約11kmありますから、まあ、歩くのはほぼ無理でしょう。駅からの交通手段はバスかタクシー、ということになります。私は気軽にタクシーを使える身分でもないので、バスしかないかなあ、と思ってホームページを見たら、おお、なんと、「八王子」駅および「秋川」駅から専用の送迎バスがあるじゃないですか。

「解優」(憂いを解き、あらゆる痛みを和らげる)を社是とする同友会グループ
広い駐車場の奥に位置する正面玄関。
「解優」(憂いを解き、あらゆる痛みを和らげる)を社是とする同友会グループ
正面玄関入ってすぐの広大なロビー。左手にフロント。
「解優」(憂いを解き、あらゆる痛みを和らげる)を社是とする同友会グループ
ロビーの隅にある憩いのコーナー。別に喫茶コーナーもあり。

JR・京王「八王子」駅・「秋川駅」より専用ホーム送迎バス定期運行

 こりゃ、ありがたい。取材当日はこれを使わせてもらおう、と、勇んで降りたJR「八王子」駅。だけど、こういうのはよくよくきちんと調べていかないとダメですね。肝心の専用送迎バスの乗車場がうろ覚えだったせいで、ちょっと迷って、ここかな、と思ったところにそれらしきバスの影もなし。どうやら乗り遅れてしまったようです。

 専用送迎バスの乗車場は、JR「八王子」駅なら北口を出て右手に進み、「京王プラザホテル」と「JTB」の間。京王「八王子」駅なら中央出口を出て右手に進み、道路を渡って「多摩信用金庫」の前。と、説明すると簡単のようですが、土地勘がない人はわかりにくいと思います。路線バスみたいにバス停があるわけではないので。

 なので、専用送迎バスをはじめて使う、という方はホームへ連絡すれば、じつにわかりやすい交通案内を送ってくれますので、事前にそれを入手することをおすすめします。私も取材後にいただいたのですが、大変わかりやすくて、専用送迎バスの時刻表も記載されていて、しまった、これを先にもらっておくべきだった、と後悔しましたから。

 で、話を取材当日に戻しまして、専用送迎バスに乗り遅れた私、仕方がないので路線バスへ。バスならJR・京王「八王子」駅より西東京バス「上川霊園」行乗車、「同友会ホーム前」バス停下車。ちゃんとホーム前というバス停があるんですねえ。

 JR・京王「八王子」駅からはもう1つ、同じく西東京バスで「川口経由武蔵五日市駅」または「今熊」行という経路もありまして、こちらに乗車した場合は「田守神社前」バス停下車、徒歩約3分、です。

 バスの乗車時間は約40分。ですが運行本数がさほど多くはないので、発車時刻も事前に調べておいたほうがいいですね(ホームへ連絡すれば路線バスの時刻表も送ってくれます)。というのも取材当日、専用送迎バスに乗り遅れた時点では約束の時間まであと1時間ありましたから、まあ、大丈夫だろう、と思ったらとんでもない。慌てていたから確認しなかったけど、恐らく30分以上過ぎの大幅遅刻となってしまいました。対応してくださった山田将人さん、誠に申し訳ありませんでした。また、遅れる旨を電話で伝えた際、「どうぞごゆっくりお越しください」と温かいお言葉をいただき、ありがとうざいました。

 ちなみにクルマだと、中央道八王子ICより約11km(約20分)、圏央道あきるのICより約5km・圏央道八王子西ICより約4km(約10分)。また、八王子方面へは約30分、あきるの方面へは約10分。クルマがあれば快適ですね。

 もう1つちなみに、これも行く時は知らなくて、帰りに送っていただいた時にわかったんですが、「八王子同友会 長寿の森」のすぐ近くには「東京サマーランド」があります。時々テレビCMもやっているのでご存知の方も多いでしょう。あの有名なプール(と言っていいのかな?)の近く、といえば、ああ、あの辺ね、と思い当たる人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 というわけで、まるで旅行にでも来たかのように長い時間バスに乗って、約束の時間もとうに過ぎて焦りながら「同友会ホーム前」バス停で降り、急いで向かった「八王子同友会 長寿の森」。その外観は――といったところで前編は終了。続きは後編で。

JR・京王「八王子」駅・「秋川駅」より専用ホーム送迎バス定期運行
B棟1階の食堂・1階なのに見晴らしの良い眺望が自慢。
JR・京王「八王子」駅・「秋川駅」より専用ホーム送迎バス定期運行
当日の昼食メニュー。メインのおかずは2種類から選べる。
JR・京王「八王子」駅・「秋川駅」より専用ホーム送迎バス定期運行
ご飯は普通、やわらかめを選んでセルフで。

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